サケ目サケ科、日本最大の淡水魚。全長2メートル以上が捕獲された記録がある。
環境省レッドリストでは絶滅危惧IB。
アイヌ民族の伝説で、鹿を丸飲み込んだイトウが死後、川を堰き止め、湖になったという話がある。
生息環境の変化や乱獲のため激減し、「幻の魚」と言われるようになった。
分布 |
国内では北海道の一部の河川・湖沼のみ。かつて東北地方の一部にも生息していたが、1940年代に捕獲報告を最後に絶滅。 |
生態 |
生態は全て解明されておらず謎である。他のサケ類と同様、産卵は上流でおこなわれる。
オスは産卵期になると顔を除いて真っ赤になる。 悪食で、魚はもちろんのこと、ヘビや小鳥も捕食する。 |
釣りに関して…
- イトウを釣ることに対して、基本的には規制はない。しかし市町村やイトウを保護するグループによって、イトウ釣りに対して自粛お願い等があるので従うこと。
- 希少種なので、魚体にダメージがかからない様に速やかにリリースするのが望ましい。他の大型魚と比較すると弱く思われる。
- 湿原は慣れないと、どこも同じ風景に見え迷ったり、沼地にはまってしまうので注意が必要である。またヒグマへの注意も必要である。